書籍
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牧師が感じる日本の宗教の「あれ?」 アブシャロム・ヤコブ著『本当の宗教の見分け方』
日本人牧師の著者が、「正しい宗教、教えは何なのかを判断できる知恵の一助となれば」と、日本人の信じる宗教の「常識」に素朴な疑問を投げ掛け、本当の宗教とは何かを平易な言葉でつづっている。
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神学書を読む(59)人知が紡ぎ出す「神」は真の神たり得るのか? 『人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?』
レザー・アスラン。その名前を知っている人は、宗教学、キリスト教学に興味を持っている人だろう。カリフォルニア大学リバーサイド校教授のアスラン氏の経歴は、特異性に満ちている。1972年にテヘランで生まれ、イラン革命時に家族と共に米国へ亡命する。
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毎日読めるキリスト教に根ざした人生の指南書 『眠られぬ夜のために』
この優れた書は、出版されるや「人生の道しるべ」と称され、高い評価を得た。聖書のみならず、多年の熱心な読書によって養われた深い学識、豊富な人間知識、ますます深められたその信仰に基づいた思想が、365日毎日読めるよう短い文章でまとめられている。
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2020年米大統領選を占う必携の一冊! 日経上級論説委員による『アメリカ大統領選 勝負の分かれ目』
本書はキリスト信仰を持ったクリスチャンこそ読むべき一冊であるといえよう。日本のキリスト信仰を持つ者たちが抱く違和感の原因を、第三者的な立場(宗教性を抜きにして)で解説してくれる良書に出会ったのはこれが初めてである。
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神学書を読む(58)現代の米国における「福音派」を多方面から考察する決定的な一冊 『Evangelicals』
今回紹介するのは、米国福音派の歴史を1980年代から丹念にひもといてきた当代一流の学者たちの論文集『Evangelicals:Who they have been. Are now, and Could be』。意訳するなら「福音派:彼らは何であったか、今はどうか、そして何になり得るか」。
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神学書を読む(57)『悪について誰もが知るべき10の事実』
本書は、アプリオリに「罪人」と決め付けてしまいたくなる衝動を一旦横に置き、周りから見ると異常性に満ちた言動をする者たちの精神構造を、心理学に基づいて再構築した論文集である。論文集といっても、決して専門家以外お断りというような難解さはない。
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『女のキリスト教史』 「#MeToo」運動と一線を画す「もう一つのフェミニズム」の系譜
性的虐待を告発する「#MeToo(私も)」運動に象徴される、現代の「男女同権」を目指すフェミニズムとは異なり、欧州にはカトリックを起源とする「もう一つのフェミニズム」の水脈があった。
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『世界一ゆるい聖書教室』 フォロワー10万人超の人気ツイッターから生まれたシリーズ第2弾
フォロワー(読者)10万人超えの人気ツイッター「上馬キリスト教会」の「中の人」2人による『上馬キリスト教会の世界一ゆるい聖書入門』に次ぐ、シリーズ第2弾『上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室』がこのほど出版された。
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モーリヤック著『イエスの生涯』 ノーベル文学賞受賞のカトリック作家が描く異色のイエス伝
本書は、ノーベル文学賞受賞のカトリック作家フランソワ・モーリヤック(1885~1970)が著した異色のイエス伝である。神学や聖書学の立場ではなく、文学の立場からイエスの生涯について語ったもので、本作が世に出たときは多くの人に衝撃を与えた。
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私の語学学習経験と『古典ギリシア語入門』 CD付きの画期的な入門書
神学校で学んだ「新約聖書の中のギリシャ語」という範疇(はんちゅう)ではなく、もう少し広く、一つの言語として、古典ギリシャ語になじみたいと考えていたときに手にしたのが、この『古典ギリシア語入門』(白水社)でした。
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神学書を読む(56)「令和」となった今こそ振り返るべき日本の宗教 『日本人は本当に無宗教なのか』
元号が「令和」となり、新たな時代が始まった(とされている)。その変化を日本人として一番感じさせられたのは、他でもない新天皇の一連の即位式典である。そんな中、『日本人は本当に無宗教なのか』というストレートなタイトルの本書と出会った。
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神学書を読む(55)『福音派とは何か?』(後編・クリスチャンから見た本書)
前編に続き、鈴木崇巨(たかひろ)氏による『福音派とは何か? トランプ大統領と福音派』を取り上げる。後編はクリスチャン(特に福音派・ペンテコステ諸派)の視点から見た評論である。
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神学書を読む(55)『福音派とは何か?』(前編・クリスチャンでない人から見た本書)
目にしたとき、瞬時に手に取ってしまった。どうも私は、「福音派」という言葉には「パブロフの犬」並みに条件反射してしまうようだ。思わず中身をチェックする。そして一言「ついに出始めたか・・・」。そんな声なき声が口をついて出てきた。
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神学書を読む(54)永井孝尚著『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』
教会の牧会を「経営」と呼ぶことに抵抗があるだろうか。教会における働きすべてを、資本主義に置き換えて考えることに難色を示す教会関係者は多いだろう。しかし時として、あえて振り子を逆に振ってみることで、見えてくるものがある。
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神学書を読む(53)公民権運動は果たして成功したのか?(下)【挑戦】 『ヒップホップ・レザレクション』
そういった意味で、本書は現代日本のキリスト教界へ問題提起を喚起する書である。著者の山下壮起氏もまた牧師を生業としていることからするなら、彼は米国の宗教事情ということで、識者へ問題を提起し、同時にキリスト教界にも挑戦を投げ掛けているのである。
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神学書を読む(53)公民権運動は果たして成功したのか?(中)【衝撃・その2】 『ヒップホップ・レザレクション』
私たちは、一般的に「公民権運動」が成功したと見ている。だが、本書第1章で著者の山下壮起氏が着目したのは、公民権運動の恩恵を受けて中産階級化した人々と、その恩恵を受けられず、いまだに貧困の中であえぐ低所得者層との乖離(かいり)であった。
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神学書を読む(53)公民権運動は果たして成功したのか?(上)【衝撃・その1】 『ヒップホップ・レザレクション』
本書の著者、山下壮起氏と私は同志社大学神学部神学研究科の先輩後輩の関係にある。年齢的には私の方が上だが、入学年に関しては山下氏の方が早かった。同じ米国宗教史を専門としていたため、同じゼミに入っていたことで知り合った間柄である。
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神学書を読む(52)『キリスト教と死』に見る人間の愚かさとそれに注がれる温かな眼差し
王様や法王(教皇)などが現世でどんなことをしたのか、ではなく、どんな死に方をしたのか、どんな処刑スタイルを採択したのか、はもちろんのこと、教派による死生観の違いが、「幽霊」という存在の形態にまで影響を及ぼしてきた、というあたりは白眉である。
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神学書を読む(51)大嶋重徳著『若者に届く説教 礼拝・CS・ユースキャンプ』
過日、日本福音自由教会の70周年記念大会に参加した。その中でひときわ注目を集めていたのが大嶋重徳(しげのり)氏。キリスト者学生会(KGK)の総主事として、若者たちの心を捉えるメッセージと活動で、全国に名が知れ渡っている牧師のお一人である。
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【書評】酒井邦嘉著『チョムスキーと言語脳科学』
私なりに一言でこの本を要約すれば、「人間の脳はどのような構造の機械になっているから言葉を生み出すことができるのか、という疑問と格闘し、それに明快な答えを、意味を可能な限り排除した『統語論』として与えたのがチョムスキーだ」ということだと思う。
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