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日本聖書協会、新翻訳聖書の準備が最終段階 4月に書名確定へ 改訂版ではないと強調 ルター訳聖書日本語版も

2017年1月1日09時54分 記者 : 行本尚史 印刷
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+日本聖書協会、新翻訳聖書の準備が最終段階 4月に書名確定へ 改訂版ではないと強調 ルター訳聖書日本語版も
本紙のインタビューに応じる日本聖書協会の渡部信総主事=12月20日、東京都中央区の同協会会議室で
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日本聖書協会(東京都中央区)の渡部信総主事は12月20日、同協会会議室で本紙のインタビューに応じ、2017年は、新しい日本語訳聖書の準備が18年の完成を前に、最終段階に入るとともに、現時点で仮に標準訳と呼ばれている同聖書の書名を17年4月に確定し、発表すると明らかにした。「最終段階ですね。85パーセントから90パーセントぐらいできていますね」と、渡部氏は語った。

「多くの人々が誤解しているのですが、改訂版ではありません。今回は集大成ということで、標準訳を目指そうというもの」と、渡部氏は強調した。インタビューに同席していた同協会翻訳部主事補の島先克臣氏も、「改訂ではありませんので、新共同訳もそのまま出版し続けます。新共同訳がなくなって、その代わりだろうと誤解されている方が非常に多いようですが、そうではない」と説明した。

「新改訳が2017年に出されるというので、私たちの仮の呼び方ですが『標準訳』と新改訳との翻訳文の違いを皆さんにご説明しようと思っています」と渡部氏。そのために説明会を開くなど、広報宣伝に努めたいと述べた。

島先氏によると、2017年には旧約と続編のパイロット版を出していくという。18年春には完成版の一歩手前となるベータ版を出して読者の批判を仰ぎ、同年秋には全ての最終翻訳文を確定させる見通しだ。

同協会はまた、2017年の事業として、宗教改革500年を記念し、ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校名誉教授の徳善義和氏によるルター訳ドイツ語聖書ガラテヤ書の日本語翻訳版を出版するほか、9月18日には、同協会主催の記念集会を行う予定だ。

記念集会は、ルター宗教改革の専門家でドイツ・マールブルク大学プロテスタント神学部組織神学・宗教哲学名誉教授のハンス・マルティン・バルト氏を迎え、東京・有楽町の朝日ホールで開く。渡部氏は、「全ての教派の信徒の方が参加できる集会です。夜には晩餐会を計画しています」と話した。

集会の前後は、1週間にわたって日本基督教団銀座教会(東京都中央区)の東京福音会センターを会場に宗教改革を記念する展示会も開く予定だという。

「9月18日の前の1週間をどなたでも出席できる、宗教改革のお祝いの集会にしたいと思っています」と、渡部氏は付け加えた。

2017年には国内のプロテスタント諸団体がそれぞれに宗教改革記念行事を計画しているが、「横のつながりがないので」と渡部氏は指摘する。そのため、同協会では宗教改革500年を祝う統一のロゴを作成し、記念行事を開催する各団体に使用を呼び掛けている。渡部氏は、「それぞれの主催で宗教改革を記念しますが、日本のキリスト教界がみんな一致してお祝いするという意味で、このロゴを使っていただくように呼び掛けています」と述べた。

「それぞれの教団の先生方からは、やはり自分の教派がありますから、ルターの宗教改革を積極的に祝うという話は出てきません。ただ、プロテスタント全体の誕生をお祝いしましょうという枠組みですと、皆さんが参加されるのではないかと思います」と渡部氏。同協会は引き続き、統一のロゴの使用と記念集会への参加を全ての教派に呼び掛けていく方針だ。

なお、この「統一ロゴ」は、付随する文言を主催団体が自由に付け加えることができるので、日本聖書協会の公式ホームページよりダウンロードしてくださいとのこと。

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